「え!?法学部って、獅子島さんが!?」
「え?凛君、知らないの?」
「獅子島、言ってないのか?」
「ははは!参ったなぁ~公務員コースとしか伝えてなかったのに・・・・。」
ぎゅむ!
「ひゃう!?」
笑顔の獅子島さんの手が、頭を移動して首根っこを掴む。
目だけで見れば、その目が語っていた。
―ヨケイナクチ、キクンジャナイゾ?―
(あ、これ・・・・私、死んだ・・・・!)
ロクでもない未来しか浮かばなかったが、少しでもその未来をよくしようと思ってつぶやく。
「そ、そうですぅ・・・公務員になるってことしか聞いてなかったんですぅ・・・!」
「え!?そうだったの、獅子島君?」
「獅子島、相変わらず謙虚だな~?教えてやればいいのに?」
「勘弁してくれ。不合格だった時に、かっこうがつかないだろう?先生が落第なんて?」
そう語る手がもう一度頭に戻る。
よしよしと撫でられたので、私の未来は助かったのだと思う。
〔★凛は生き残るのに必死だ★〕
「不合格とか、ありえねぇーよ!教授たちだって、獅子島の合格は確実だって言ってるんだぞ?」
「そうよ。獅子島君なら、立派な警察官になるわよ!」
「え!?」
(警察!?)
「し、獅子島さん・・・・!?」
け、警察って、あの警察!?
「ははは、どうしたんだ、凛君・・・・?」
私の髪を、ぎゅっと握ってから言った。
「何度も言うけど、先生は裁判官にはならないんだよ?難しいからね?」
「え!?凛君、獅子島君に裁判官になってほしいって言ってるの?」
「そうなんだよ。」
(言ってなーい!)
〔★凛の会話が操作された★〕
「テレビで弁護士ドラマを見ていたら、弁護士もいいとか言って困るんだ。」
(言ってねぇよ!てか、獅子島さんと一緒にテレビを見たことないです!)
〔★また、ねつぞうされた★〕


