5時間目。ついに来てしまった…


ズバリ、 そして毎度の恒例行事、「ノリで決めよう☆学級委員」が始まった


「はいはーい!俺はたっちゃんがいいと思いマース!」


第一声、響。…やってくれたな


あちこちで聞こえる賛成の声。去年もあいつのせいで学級委員になったんだよ

な…


「んじゃ、学級委員の男子は橘だな!」


容赦なく書き始めた…嘘だろ


納得がいかないがまぁ、しょうがない。女子は誰になるか…


「はいっ!」


いやぁ〜元気な声でいらっしゃるなぁ〜…って嘘だろ…


隣の小池が入りたての小学生のように目をキラキラさせ手を上げている。


「おォ〜!小池!やりたいか?!」


「はいっ!とってもやりたいです!」


「お!そうか!じゃあ女子の学級委員は小池でいいな!皆!」


「モチのローン!」


響よ。顔がやばいぞ…


「じゃあ学級委員は橘と小池な!」


早い。進みが早いぞ。みんな文句はないのかよ!?


皆満面の笑みだった…


「じゃあ学級委員は前に出て挨拶しろ〜」


しなくてもわかるだろうよと思いながら渋々立った


隣の小池は満面の笑みでポニーテールを揺らしている


…可愛い…


俺達は速やかに挨拶を終わりにした


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