あなたがいる空と、今

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1人、部屋の中
ボーッと外を眺めながら思った

きっと、この夢は
俺に心臓を提供してくれた方の
記憶なんじゃないかと。

そう思うと涙が溢れてきて
「ごめんなさい」と呟くしかなかった

きっとあなたは隣にいる人と
生きたかったに違いない、と。


俺は何事もなく回復に向かい
1人で散歩することが可能になった

退院まであと少し。

緑が綺麗に見えることで有名な
病院の屋上へ足を運んだ

増「うわ…すご」

芝生や花壇があり
目に映る景色は本当に綺麗だった

近くのベンチに腰掛けた


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