あなたがいる空と、今

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消毒し、マスクをする家族の姿

母「たかひ…さ。良かった…」

みんな泣いていたが
いろんな感情の涙だったと思う

眠れない日が続きながらも
2週間経てば一般病棟に戻れた

この2週間は手術中の夢を
何度も何度も繰り返し見た記憶しかない



毎日、本当に苦しかった

検査に異常が出ない体が安定した頃
俺の母と綺麗な女性が
2人で病室を訪ねてきた

「あなたが、貴久君?」

増「…はい」

「良かった、元気そうで」

俺を見て微笑み、涙を流した女性

俺はすぐに誰か分かった


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