あー……うるさい、ですよね、ごめんなさいぃ…。 「と、とにかくこの話は終わり! ほら、千紘もオムライス冷める前に食べよっ」 「はぁい。いただきます!」 向かいに座る男子陣と視線を合わせたくなくて、顔を上げないまま私はオムライスを夢中になって食べていた。 あの王様がどんな表情をしているのか知るわけもなく。 この後待ち受けている出来事も当然予想なんてしていなかった。