隣の男子に珍しがられる。
匠の執事姿……
確かにキャーキャー騒がられるのは予想できるけど。
あんな横暴な男が黙って奉仕などしてくれるか?
俺様執事なんて、誰も求めてなくない?
少なくとも私はそんな執事、嫌だよ…。
みんなの視線が黒板に釘付けで、どっちに決まったのかと集計結果を待ちきれない様子。
私たちに背中を向けていた委員2人がさっと横にずれて、見てみると1票差でなんとアニマルカフェに決定の模様。
「あ! 匠くん入れてないんじゃなーい?」
「俺も入れた」
「どっちにー?」
「アニマルカフェ」
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