「今日まで随分と待たされて……いや、今日だって待てずにお前のこと探した。本当に思い通りになんねぇ奴」 思い通りにならない? …そうか? まあ、たしかにたくさん反発して。 他の人のようには素直に喜んで従う事もあまりなかっただろうけど。 ……でももう、ほらね? 私もう思い通りになってるじゃん。 こんな王様の事、好きになってる。 ♪〜 空気を割くように電話の着信音が鳴り響いた。 慣れた手つきでポケットから取り出して耳に当てると、電話の向こうの誰かとやりとりを始めた。