「……お前」



「な、なにっ!?」



「あ?1月生まれなんだなって言おうとしただけだけど。

なんだよ、その今にも飛びついてきそうな威嚇モードは、やんのか?」




「そんなつもりはない、です」




緊張とかっ!


なんで、身構えてしまうんだ!



自然体に戻れ私〜!




電車内はまぁまぁ混んでいて、空席を見つけると真っ先に腰をおろす匠。




千紘たちもその前に立つから私も流れで同じところに立つ。




話をすることなく速攻で目を閉じて、視界遮断。


…匠寝ちゃったよ。



5人の中では一番先に降りるから寝過ごす心配もないんだろうけど、安心しすぎじゃない?