こちらに歩み寄ってくれ、2人の距離が近くなる。
軽くお辞儀をする久河さんの髪がサラサラとこぼれ落ちるのを見て、髪が綺麗だななんて見つめてしまった。
しっかりとケアを怠っていない艶のある黒髪ストレートは誰でも憧れちゃう。
濃いメイクをしているわけではないのに、メガネの奥のその瞳はくっきり二重とバサバサなまつ毛で綺麗な目をしていると思った。
派手で目立つ容姿ではないけど、素材が素晴らしいというか。
匠が目をつけるだけあるなぁと感心してしまう。
……って、私誰よ。
どこから目線で話してるのさ。
「私……告白しようと思ってます。匠くんに」
伏し目がちな視線で控えめにそう伝えて来れた久河さん。
ドキドキが私まで移ったみたい…
急に落ち着かなくなってくる。
久河さんが匠の事を好きだとは聞いていた。
だから、いつか告白もするんだろうなとは思ってたけど……
まさか私に知らせてくれるとは思っていなかったので。



