ふぅ、と一旦落ち着いて私は自分のラーメンを食べる事に集中。
熱いうちに早く食べないとおいしくなくなっちゃう。
…よしっ
目の前の人の事は意識しすぎない。
そう、なるべく視界に入れないようにすればいいのよ。
「……おまえの好きな奴、」
「っ、ごほっ……!」
次から次へと何なんだこの人は。
落ち着いて食べる事もできないんだけど!
口を抑えて、まっすぐに視線をぶつけるとあちらも視線をあげたところで、ちょうどそれは重なった。
なに、聞かれるんだろう。
よりによって好きな人の話題って……。
本人を目の前にしてちゃんと落ち着いていられるのか私。
挙動不審になる事が目に見えるんですが。
「な、なに? 私の好きな人の話なんて匠にはどうでもいい話でしょ」



