無理やり握らされたものに再び驚く。 あ…私のシャーペン。 なんだ、変なものかと一瞬身構えちゃうじゃん。 だって、白岡くんだよ。 この人なら虫とか得体の知れないものなどもありえそうだもん。 何才だよってつっこまれそうな感じもするけど。 前の席に座っているこの背中が見慣れないもので、 なんだか新鮮な気持ちになった。