「――…ん、」 カタっと小さな音に反応して目を開けると手の中にあったはずのシャーペンがなかった。 あれー…? その手をグーパーと軽く動かす。 腕に頭を乗せたままで数秒ぼんやりと自分の手の内側、一点を見つめる。 「探し物はこれですか」 っ! いきなり人の声がして驚かないわけがない。 がばっと体を起こして目を見開いたそこには、 「びっ…くりした! なんでここにいんの」 「あ?週番で日誌書くために教室にいるだけだけど? ペンどーも」