小さく舌打ちをして視線をはずすその顔は不機嫌さ丸出し。
私のこと、そんなに嫌なの?
急すぎない?
……なんか、その顔見てたら傷ついたって気持ちの前に腹立つ方が勝っちゃうんだけど私。
「決定事項はもう変えられないって言ったのは匠だからね。あー、まさか、自分で言ったこと忘れたとか言わないよねー」
「調子乗ってんじゃねぇぞ、ブス」
「うわっ……」
久しぶりに聞いた暴言に思わず声が出ちゃう。
引きつった顔の私を見て、鼻で笑っているしコイツ。
もういつも通り通常運転に戻ってる。
わざとため息をこぼしてみせたその時、バサバサっとなにか激しい物音に2人とも視線を向けた。



