王様の命令は?



ニコリとも笑わないその顔がまっすぐに向けられる。


冷ややかな鋭い視線には身震いがしてしまうほど。



目力ありすぎだし、ほんとに……!



ダメダメ。


怯むな、と自分に言い聞かせてキュッと口を結んだ。



言いたいこと、ちゃんと言わせてもらいますから!





「今日からもう王様の命令は聞けません」





言ってやった。



私は進みたいから、この関係から離れる。


離れるよ。




まっすぐに見つめる私から視線を逸らしはしない匠。


言葉を待つ……けど。




「はっ?」





突き返す一言。



いいかげんにあしらわれるように、まともに聞こうともしてくれる感じがない。



続いて呆れたような笑いが降ってくる。