「うーわー、涼しい。生き返る。アイスなんにしよっかなー」
やっと辿り着いたコンビニに入るなり志麻くんはアイスコーナーに直行。
店内には白シャツに紺色の学生服の人たちもチラホラ。
私も匠に頼まれたものを買わなきゃと思い出し、ドリンクコーナーへ。
「ユズ、もう買い終わった?」
「これから〜」
「じゃあお会計一緒にしちゃお」
「あ、じゃあお金……」
志麻くんが持っていたカゴに何本かペットボトルを入れさせてもらっていたので、お金を渡そうとしたのに。
「いらなーい」
志麻くんは受け取らず、軽やかな足取りでレジに並ぶ。
あ、あれ?
本当にいらないの!?
「出るよーユズ!」
「あ、はい!」
振り返る志麻くんはもう扉の前。
いつの間にお会計終わってる…
涼しい空間から一歩外に出れば、地獄。
アスファルトを照りつける日差しは目眩がするほど。



