「柚奈〜ただいま。廊下で陸たちに会ったの」
名前を呼ばれた方に視線を向けてみればお馴染みメンバーが。
千紘が3人を引き連れて教室に戻って来た。
「この前、誰のものに手出してんだよって匠に睨まれたんだっけ。
こわかったなー、てことで俺は退散しよ」
「なにそれ? そんなこと……あ…」
「もう食べ終わったんならついでに捨てとく」
「あ…佐々木ありがと」
「おう」
手に持っていた棒切れをすっと奪われた。
視線を佐々木に戻すとニッと感じのいい笑顔。
足早に去っていく背中をなんとなく見とどける。
スマート……!
さすが面倒見のいいお兄ちゃん。



