王様の命令は?



「わたしはそんな過剰に反応しないと思うなぁ。珍しくもなんともない光景だし、いつものことだなぁって目で見るかも」



「そっかなー……?」




それじゃあ私が反応しすぎってこと?



ふふふと可愛らしく笑う千紘。



どうしよう。


変わり始めているかもしれない私の気持ちを、いつ話そう。




「この前、ね。遊園地行ってきた、匠と」


「そうなの!? 2人でデートじゃんっ」




食いつき…!


目を輝かせて、前のめりな千紘に思わず後ずさりしちゃうけど、話の続きはする。



「アイツはただの暇潰しって言ってた!誘った理由、考えてみたんだけど…着ぐるみでお手伝いした日に倒れちゃって、私だけ遊べてないから…だったりするのかなって思ってる」


「あれ、言ってなかったけ?柚奈が倒れちゃったんだから、楽しく遊んでる場合じゃないって事でわたしたちも帰ったんよ〜」