匠がわざと顔につけたのか、


ただ2人のタイミングが合わなかったのか…



あぁっもうどっちでもいい!


自分で買い直して食べるから!



「最悪だ…っ、顔洗ってくる!」





そういった事件がありながらも、そのあと私たちはしっかり遊園地を楽しんでいた。



待機列がなくなった絶叫系の乗り物を偶然見かけて、ふらっと乗ってみたり。


お腹が空いたからと夕飯も食べたり。


気づけばもう空は暗くて、閉園時間もそろそろ近づいていた。




「メリーゴーランドの前を通ってから帰らない?」



まさかこんなに長く滞在すると思わなかったよなぁ。


見てみたかったあの煌びやかな光景にわくわくしちゃう。