眉間にしわを寄せて照れたような顔がなんだかおもしろくて「そっかそっか」と笑いながら移動した。
まぁ、たしかに作業に集中するためにも髪結んでた方がいいかも。
「あ、やっぱり私自分で……」
「いいから。やらせて」
「じゃあ、お願いしまーす」
ヘアゴム貸してくれるだけでよかったし、自分でも結べるんだけどな…と思っていたところ。
もうすでに髪を束ねられていた。
誰かにやってもらうなんて小学生ぶりだなぁ。
髪を触る手つきがやっぱり慣れていて、妹のこともこんな風に面倒を見ているのかななんて考えていたら微笑ましくなった。
「髪多いな」
「そうなんだよね。ドライヤーで乾かすの大変だよー。夏とかほんともう地獄」



