文句とか、不満とか、ただの暴言だとか。 なのに。 黙ってケーキを食べている匠はとくにイライラしてるわけでもなさそうで。 「ケーキ見すぎ。食欲あんのかよ」 「…あんまり」 「水分たくさんとっとけ」 王様にも優しい面があったとは、ね。 ちゃんと人間らしいところあるんだね。 匠がケーキを食べ終えたのを見て、私はベッドからおりる。 「……今日は迷惑かけてごめん。…ここまでありがとう」