何度か社内で話す機会があり

笑顔を向けられたことが、さらに

俺を安心させたのかもしれない







きっかけは、舞美への気持ちが膨らんで
抑えきれなくなったことにある



「舞美…」



舞美はいつも、衣装室で考え事をする

その日も、衣装室でバッタリ



少し話をした



そして、強引にキスをした




中学の時、手も繋げなかったのに…




それから、舞美が俺を避け始めた











スタイリスト課のチーム報告会議で


俺は、口を滑らせた




「え!?松波君とマイさんって
同級生なの!?」


「マイさん20歳!?」


「年下かよ!?」