さよならはまたあとで

まもなくして律太は帰ってきた。

パックジュースを三つ、両腕に抱えていた。
彼はそれらを机に並べると、


「苺みるくとオレンジジュースとミルクティー、どれがいい?」


と私の顔を覗き込んだ。

葛城のお金で買ったのに、彼はなんだか得意げだった。


「苺みるくかな」


「優恵ちゃんは苺みるく好きだなぁ」


律太は笑いながら私にジュースを手渡してくれた。

私は本日2度目の「ありがとう」を言った。