さよならはまたあとで

気づくと、制服のスカートに黒い斑点ができていた。

それは雨が降り始めたばかりのコンクリートのように、少しずつ広がっていった。

骨が折れるんじゃないかってくらいに拳を握り締めて、ギュッと唇を噛み締める。

こんなところでいつまでもこうしてる訳にはいかないと、私は少しずつ歩き始める。


「優恵ちゃん!」


そんなとき、私の背中きら声が降ってきた。

私がひらりと振り向くと、そこにいたのは肩で息をする律太だった。


「また明日!」


彼はそう言って手を振った。