「そろそろ時間かな」 燈太は私から離れると立ち上がった。 草木の擦り合う音がさっきよりも大きくなる。 「僕はさよならなんて言わないよ。 またね。」 燈太がどんどん離れていく。 手を伸ばすけれど、地面が伸びるように私と燈太は離れていった。 「またね!」 私は叫んだ。 全身の声を絞り出して。