さよならはまたあとで


燈太は私の隣に座ると、「やっと会えたね」と笑った。


「勝手に死んじゃってごめん」


「本当だよ」


冗談ぽく両手を合わせる燈太は、やっぱり律太に似てるね。


「でもね、私の方がごめんねなんだよ」


私は燈太の顔を見る。
彼の瞳に私が映る。


「私っ…私ね。本当は、燈太君のこと助けられたんだよ」


両目からボロボロ涙をこぼしながら話す私を見て、燈太はくすくすと笑う。


「ぜーんぶ知ってるよ。
それに、優恵ちゃんは事故に気をつけてって、言ってくれたでしょ?」


私の肩が、燈太の腕でぐいっと寄せられる。

そのまま私は燈太に包み込まれた。