さよならはまたあとで


『初めはひどいこと考えて近づいたのにさ、気づいたら好きになってて。
俺もびっくり。

一緒にいると、家のこと忘れちゃうくらいに幸せだった。

でも、父さんを後悔させることは、諦められなかった。

今日、俺が死ぬことを決めたのは、これ以上生きていたら、死にたくなくなっちゃうと思ったから。

だから俺は死ぬ。
燈太のところに行くよ。

会ったら、たくさん優恵の話をしてやるんだ。


優恵に出会えて本当によかった。

俺のことなんか相手にしてくれてありがとう。

でも、俺のことは今日で忘れて、明日からまたいつも通り生活してください。


笑ってください。


前を向いてください。



自分勝手で本当にごめんな。
さよなら。



芹崎律太』