さよならはまたあとで


「私、最後に聞いてしまったんです。

2人が、もう兄弟でいることをやめようって話しているのを。
友達になろうって。

2人は律太と会った時驚いたでしょう?」


私たちは頷く。


「俺、燈太が生き返ったのかと思った」


「私も、すごく驚いて本人に聞いたんです。
同い年の兄弟とか親戚とかっている?って。
でも、律太はいないって……そういうことだったんだ」


私は律太が初めて私の家でご飯を食べた日のことを思い出す。


『本当、そっくり。こんなに身近に似ている人がいたなんて笑っちゃうね。
この人はどこの高校に通ってるの?』


彼は燈太と私の写真を見てそう言っていた。
わざと知らないふりをしてたんだ。
私に気を遣ってくれていたんだ。