さよならはまたあとで


「あとひとつ、聞いてもいい?」


私は頷く。


「俺と水族館に行った日から、律太と会って話したりした?」


これにも私は頷いた。


「花火、した」


「そっかぁ」


彼はふわぁとあくびをした。


「律太も本気だったんだぁ」


頬をくすぐる風と一緒に微かな明良の声が聞こえた。


本気?
どういうこと?