私の使命は律太を助けることなのに、自分の感情のせいでうまくいかない。 私よりむしろあの子の方が律太を救えるんじゃないか。 あぁ、知らなきゃよかった。 「ただいま」 お母さんから頼まれたものとお釣りをリビングのテーブルの上に置くと、私は自分の部屋に直行した。 「おかえり、あれ?優恵?どうしたの?」 お母さんの言葉も知らんふりして、私は自分の部屋に戻るとそのままベッドに突っ伏した。 さっきまで我慢していた涙が枕の柔らかい感触で再びこみ上げてくる。 私はそのまましばらく泣いた。