さよならはまたあとで


待ち合わせは健康の像の前。
13時。

少し早めに着いてしまった。

スマホの画面を見る。

新着メッセージは…無し。


『もう着いたよ』


私は一言だけのメールを送る。
特設のベンチに腰を下ろして、律太が現れるのを待った。


真夏の日差しは容赦なかった。

たまに雲に隠れてもすぐに退けてしまう。

私は日焼け止めを塗り忘れたことを後悔した。



何度時計を見ただろうか。

10分、20分経っても律太は現れなかった。


だんだんと不安が募ってきた。

そういえば、約束していたファッションショーにも来ていなかった。