…そして5時。

なんだかんだ駅に来てしまった私…


改札から流れ出る人波で、駅はいっぱい。

今日はお祭りの日だ。忘れてた。

いや、…忘れたふりしてた。


「…バカだ私」


情けなさでいっぱい。

隼人との関係は、本当に中途半端で。

隼人も悪い!バーカバーカ!…なんてね。


じわっと浸透したものをかくして、下を向くと…

軽く肩を叩かれた。