丘から降りるためふと立ち上がれば、こちらに向かう懐かしい姿が見えた。


目が合えばお互いが歩みを止める。


「柚那に由唯くん!」


「久しぶりだね、卯月に玲」


そう、親友でありずっと応援してくれてた卯月に幼なじみの玲の姿


「やっぱり来てたんだね。」


「そっちこそ、遠いのに来てくれたんでしょ?」


そうやって笑い合うあたし達


「まーま、だぁれ?」


「そっか、由唯くんはまだ小さかったから俺らのこと覚えてないよな。」