「ご飯行くくらい普通だろ?友達なんだし。」



別に付き合っていることを隠すつもりはないのだが、中島にはなんとなく伏せておきたい…。



そんな思いもあってはぐらかしてはいるものの、少しずつ話は核心へと近付いてきている気がする。





「いーや、友達は手繋ぎませーん!」



そこも見てたのかよ…。




「湊先生、もしかして彼女ですか?」



目をキラキラさせて割り込んでくる清水。




「えっ、誰ですか誰ですか?そんなことなら初めから僕にも教えてくださいよ~!」




「そーなんだよ!しかも相手がさ、しょう……っ!んんっ!」




サラっと清水に説明しようとする中島の口を慌てて手で塞ぐ。





「しょう……?」