頭の中を見透かされたようでドキッとする。




なんで分かっちゃうんだろう。



医者だから?観察力があるのかな?



湊くんには敵わないや。



なんて考えながら再びゆっくりと横になった。








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「花穂ー?おはよう。」




湊くんに声をかけられ、重い瞼を半分開ける。



私の目に移る彼は出かける準備万端だ。




「体調どう?

今日土曜だし、花穂休みでしょ?

俺午前中だけ仕事行ってくるから、家でゆっくりしてて。

ちゃんとご飯食べて薬飲んでね!」




口を挟む暇もなく出勤して行った湊くん。



だけど、私への指示は抜かりない。





…呼び出しでもあったのだろうか?