特別扱いしてください

コホッコホッ…ハァハァ

…ゴホッコホッゴホッ……ハァ…ゴホゴホッ





ーーーん?




隣で寝ている花穂の咳き込みで目が覚めた。




「苦しっ…」



ハァハァと荒い息遣いが聴こえてくる。





スマホの電源を付けると表示は4時過ぎ。




やっぱり、


発作でちゃったな…。





「花穂?ちょっと身体起こそうか。」




「み、なとくん…」



咳の間で小さく呼ばれる俺の名前。





「うん、大丈夫だよ。」



花穂の呼び掛けに答えることで、ちゃんと側にいるという事を伝える。




身体を起こすのを手伝ってあげて、念のために用意しておいた吸入薬へと手をのばした。





「はい、薬。頑張って吸ってみよう。」





後は吸い込むのみというところまで準備して薬を渡したけれど、発作にまだ慣れていない花穂は上手く薬を吸い込めないらしい。