はぁーっ。


よかった…。




思わず花穂を抱き寄せる。





受け入れてくれたことへの感謝の気持ちが溢れてきて、抱き締めたまま“ありがとう”と伝えた。




ここへ連れてきた時はこんな展開になるなんて思ってもみなかったけど…。




花穂が本音をぶつけてくれたお陰だな。




そっと身体を離すと、俺の腕の中でふわっと微笑む花穂。




体に伝わる体温が心地好い。




幸せな気持ちで心が満たされていく。