その場の空気に耐え切れず、逃げようとした私だったが、湊くんにぱっと手首を捕まれその場に固まってしまった。





あ、あの時と同じ…。






こんな状況にも関わらず、最初に院内で会った日のことを思い出す。





私、湊くんのこと…









好きなんだ。