発作のこと思い出せば、確かに怠い身体。




忘れてた方が良かったんじゃ…。



病は気からって本当かもね。





そんなことを考えながら部屋着に着替えてリビングへと向かう。




すぐに戻ろうと思ったけれど、いつもは見せない姿を晒すことに恥ずかしさが沸き上がってきて、入るのを躊躇してしまった。




いやいや、


恥ずかしいけれど、私は入院患者だと自分に言い聞かす。





よし、戻ろう。




リビングへと戻った私に湊くんがさらっと声をかける。




「ご飯簡単に作ってるけど食べれそう?


あ、部屋着かわいー。」




え、気にしないようにしてるのに、湊くんがそんなこと言っちゃうの!?




言った本人は気にする様子もなく準備している…。






なんだかドキドキするなぁ。