特別扱いしてください

泣いた後で頭がぼーっとしていたことも手伝って、気付いた時にはもう思ったままのことが口から出てしまっていた。




真剣に聴診する湊くんがとてもキレイだったから。




その姿がとっても素敵だと思ってしまったから。





湊くんはといえば、私に聴診器を当てたまま固まっていた。




ように見えたのは一瞬で、





「なに?見とれちゃった?」





といつもの調子で切り返してくる。





見とれてた、と言われればそうかもしれない。





けれど、素直にそうだと肯定することはできなかった。






「あ、いや、えっと。



そんなかっこいい顔で診察されたら、患者さんみんな湊くんのこと好きになっちゃうだろうなー。」