「そうだね。」



耳元で囁かれるようにそんな言葉が聞こえたかと思うと、あっという間に後ろから陽太に抱き締められる形となった。




ドキドキしすぎて心臓に悪い。






「夜景も綺麗だけど、花穂も綺麗だよ。」





そんな言葉と共に、陽太が私の肩に掛かっていた髪をそっとかき寄せ、首筋にキスをする。



大きなガラスにその姿が映し出されていて余計に私の恥ずかしさを煽った。



身体中がゾクゾクする。




首筋へのキスがそのまま背中の方へと移動し、陽太の手がワンピースへとかかる。





「ま、待って。お風呂もまだだし。」




咄嗟にそんな事を口走ってしまったが、すぐに後悔することとなった。





「ん?じゃあ一緒に入る?」