「デザートの前に花穂に話したいことがあるんだ。」




え、なんだろう?




急に真剣な眼差しを見せる陽太になんだか不安が押し寄せる。




「付き合ってから今までいろんなことがあったよね。

花穂には嫌な思いも寂しい思いもたくさんさせたと思う。」





緊張感漂う雰囲気に、どうしたらよいのか戸惑う。




これって別れ話、、、



じゃないよね、、?






「何度も花穂に辛い思いをさせて、本当は別れた方が花穂のためなのかなって考えた時期もあった。」





え、やだよ、、、?



心拍がぐんと跳ね上がるのが自分でも分かる。






「でも、それ以上に楽しいこともたくさんあって、時間が経つにつれて何より俺が花穂から離れたくない、側に居て守ってあげたいって気持ちが強くなったんだ。」






うん?





「これからも花穂のことは俺が守りたい。だから、、」






だから、、、?