スマートな陽太の運転で着いたのは有名なホテルの駐車場だった。



「ここの最上階のレストラン知ってる?」




えぇ、嘘!?ここ!?


もちろん知ってはいるけど、こんなスゴイ所に来たことあるわけがない。




「知ってるけど、入るのは初めて。」




「そう、よかった。」




陽太について最上階へと向かう。



エスコートもスマートだ。





「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」




丁寧なウェイターさんに通されたのは、夜景が一望できる個室のような席だった。




「わぁ、キレイ、、、」




夜景に目を輝かせる私を陽太が優しく見守る。