とある日のこと。
私は朝からずっとウキウキしていた。
「桜井さん、最近体調良さそうだね。
そして、なんか良いことでもあったの?」
中島先生は相変わらず変化に敏感だ。
私の機嫌が良いことを当たり前のように見抜いてくる。
「はい、実は今日誕生日で。」
陽太と食事に行く約束をしているのだ。
“お洒落してきてね”
とだけ言われてて、どこへ行くのかはまだ教えてもらってないんだけど。
「それはおめでとう!
ははーん、湊とデートだから嬉しそうなのか。」
中島先生がニヤニヤ顔で推理してくる。
「ありがとうございます。
食事に連れてってもらうだけですよ!」
中島先生が見透かしたような顔で覗き込んでくるので、なんだか恥ずかしくなってしまう。
「そんな真っ赤な顔して。食事だけで済めばいいけど。
まぁ楽しんできてね。」
「どういう意味ですか!?」
私の質問への返事はなく、中島先生は再びニヤっと笑ってヒラヒラと手を振って去っていってしまった。
私は朝からずっとウキウキしていた。
「桜井さん、最近体調良さそうだね。
そして、なんか良いことでもあったの?」
中島先生は相変わらず変化に敏感だ。
私の機嫌が良いことを当たり前のように見抜いてくる。
「はい、実は今日誕生日で。」
陽太と食事に行く約束をしているのだ。
“お洒落してきてね”
とだけ言われてて、どこへ行くのかはまだ教えてもらってないんだけど。
「それはおめでとう!
ははーん、湊とデートだから嬉しそうなのか。」
中島先生がニヤニヤ顔で推理してくる。
「ありがとうございます。
食事に連れてってもらうだけですよ!」
中島先生が見透かしたような顔で覗き込んでくるので、なんだか恥ずかしくなってしまう。
「そんな真っ赤な顔して。食事だけで済めばいいけど。
まぁ楽しんできてね。」
「どういう意味ですか!?」
私の質問への返事はなく、中島先生は再びニヤっと笑ってヒラヒラと手を振って去っていってしまった。