特別扱いしてください

「花穂ちゃん!!」




朝事務所へと顔を出すと、美咲さんが走って出迎えに来てくれた。



「もう大丈夫なの?

心配してたんだよっ!戻ってきてくれて良かった!

ごめんね、私、何も気付いてあげられなくて。」



急に謝られてぽかんとしてしまった。



あ、上司から話を聞いたのかな。



美咲さんの大歓迎は嬉しいけれど、その話広まってたら嫌だな…。




「いえ、こんなことになるなら私も相談しておけば良かったです。

あの、美咲さん、この話ってみんな知ってるんですか?」




不安になって小声で尋ねる。




「ううん。私は呼び出されたから知ってるんだけど、他の人は新人がすぐ辞めちゃったなーくらいにしか思ってないと思うよ!」



良かった、、、。



美咲さんの言葉を聞いて肩の力が抜ける。





「花穂ちゃんが戻ってきてくれてほんとに良かった!

辞めちゃうんじゃないかってずっと不安だったのよ。」




「美咲さん、、、」




嬉しい。


必要とされているんだなと思うと、それだけで心が満たされていった。