特別扱いしてください

「頑張れる、頑張りたい。お願い!」



私の懇願に陽太が諦めたような表情を見せる。




「俺は花穂が辛くならないか心配だよ。

花穂が病院行くの怖いとか、辛いとか言うようだったら、本当は辞めていいよって言うつもりだったんだ。


だけど、働きたいかぁー。


じゃあ俺は、花穂が頑張れるように応援するしかないよな。」




「ほんとに?」




「ただし、明日もう1日だけ休んで。

それと携帯用のネブライザー買ったから、仕事の合間にしっかり吸入すること。

少しでもおかしいなと思ったら、すぐに連絡入れること。

それが約束出来るならいいよ。」




「わかった。陽太ありがとう!」




勢い余って、思いっきり陽太に抱きつく。




「おっと、あんまり騒いじゃダメだよ。」




そう言いながら私の背中をさする手も、注意する声もとても優しかった。