特別扱いしてください

爽やかな笑顔を向けられ、すべてを見透かされているような気分に陥る。



私、脅されてる!?




陽太的には行かせたくないって事なのかな…。




佐藤さんが自ら病院を辞めたことは昨日陽太から聞いたけど、それでも何が起こるかなんて分からないもんね。


今回の事で身をもって実感しちゃったし…。





「花穂、服ちょっと上げて?」




いつの間にか聴診の準備が整っていて、声がかかる。




大人しく服を少し上げてスペースを作ると、そこから陽太の手が入ってきて、温もりが伝わってきた。




目を閉じて深く呼吸を繰り返す。





いつもより少し長い聴診が終わり、再びステートが陽太の首へと掛かる。




「うん、安定のラ音だね。」




「それって、、?」




「予想通り悪いってこと。」




そんな、、、



やっぱりダメかぁ、、、





「脈も早いし、酸素が上手く取り込めてない証拠だよ。

こんな状態でほんとに仕事頑張れる?」


 

うん、こんな状態でも頑張りたい。




あれ?それって、、、?