リビングの時計を確認すると5時半。



私、あれからずっと寝てたんだ。




服も着替えてるし、陽太の家にいるってことは、陽太が連れて帰ってきてくれたのだろう。



全然覚えてない…。




ぼーっとする頭で冷蔵庫を開け、ペットボトルの水を一口含む。




もう少し飲んだ方が良い気がしたが、それ以上入れると気持ち悪くなりそうで、そっと冷蔵庫を閉めた。




寝ている陽太を起こしたくない。



私はベッドには戻らず、ゆっくりとした足取りでソファーへと向かい、ソファーの片隅で小さく丸まるように座った。




ぼーっと窓の外を眺める。







「……佐藤さん、ずっと陽太のこと、


想ってたんだよね、、」