花穂を責められる訳がない。




悪いのは俺だ。




最近は体調管理もしっかりと出来ていたんだし。





花穂が自分の異変を敏感に察知して、吸入してくれてたお陰で、ここまでなんとか持ち堪えたのだろう。





それにしても急激に痩せてるな…。



栄養剤も少しいれてあげた方がいいか。





フッと意識を戻すと、頭のなかで考えを廻らせていた俺を、花穂が不安そうな顔で見つめていた。





「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。

あまり食べれてなかったみたいだし、点滴に栄養剤足すね。」





花穂が不安にならないよう説明し、点滴を追加した。