重たい空気になるのが嫌で弱々しく笑って見せると、一瞬驚いたように固まった陽太だったが、



「もちろん。」



とすかさず微笑み返してくれた。




ほっと胸を撫で下ろして再びベッドにもたれかかると、陽太から意外な言葉が飛んできた。




「あとで腕の傷もみたいからさ、このシャツ脱がしてもいいかな。」




えっ、と固まる私。




「恥ずかしかったらタオルかけるから大丈夫だよ。」





治療するのに邪魔だからという意味は分かっている。




そうじゃなくて、脱いだら痩せたのバレちゃうなーー。




体調管理が出来てないってきっと陽太怒るだろうな。