「中島先生、次の患者さんお願いします!

こちら問診票です。」



「はーい、ありがと。」




バタバタと慌ただしく時間が過ぎていく。




「えー!そうなんですか!

じゃあ今度ごはんでも行きましょうよ♡」




業務開始から一時間を過ぎた頃、遠くの方で甘ったるい声が聞こえて私はぱっと顔をあげた。




整形外科の安藤先生にべったりとくっついて歩いてくるのは、紛れもなく佐藤さんだ。




「あ、リサの担当ここです~♡

でもリサ子供って苦手なんですよね~。」




そんなこと、大きな声で言わないでほしいな、、